語り部


中條
中條

東日本大震災で発生した津波の被害や教訓を後世に伝えるために「いいおか津波を語り継ぐ会」が発足されました。

いいおか津波を語り継ぐ会では「語り部」達が被災体験を語り伝え、ツアー等の参加者と被災地を巡ります。被災地だからこそできるプログラムとしていいおか津波復興プロジェクトでは、語り部の育成も協力していきます。

 

いいおか津波を語り継ぐ会

 

会長 仲條富夫さん

311日、午後5時頃、自転車で海岸道路を自宅に向かって走っていたところを2メートル以上の津波に襲われた。

自宅の前も通り過ぎ約100メートル流されて夢中で出した手が鮮魚店のサッシの一部にかかって、ようやく水から顔を出せた。

自宅は全壊して今は仮設住宅に入っている。(現在は、自宅に引越しされました)

復興かわら版第2 平成23101日発行より)

 


高橋
高橋

 

高橋進一さん

母と近所のお年寄りを福祉センターへ避難させてから自宅へ戻った。

海を見たら水面が異常に高く船が沖に出られず浮いたり沈んだりしていた。

やがて海が真っ黒になって西の方がもやがかかっているように見えたのは波の飛沫だった。

飯岡荘の前の防風林を津波が乗り越えたのを見て命からがら逃げた。

家は1メートル40センチまで浸水。

(復興かわら版第2 平成23101日発行より)

 

和久
和久

 

和久純一さん

最初の津波が小さかったので甘くみてしまった。庭に妻と二人で出ていた。

いきなり津波がバババーンと渦を巻いて入ってきた。

庭は海になった。

妻は、最初松の木に捕まっていたが手が離れて水中に沈む直前、私が妻の手を握ったために助かった。

津波は家を突き抜けてほぼ全壊である。

(復興かわら版第2 平成23101日発行より)

小野
小野

 

小野芳子さん

311日、大地震の日も障害を持った息子の帰りを待って避難しようと思った。

5時過ぎ、二人で手を繋いで玄関を出ようとしたその瞬間、背丈より高い真っ黒な波が襲ってきた。

津波の力で手が離れ私は家の中に押し流された。

「正和、ごめんね。ごめんね。」と叫んだが水中に沈んで意識を失った。

気がつくとびしょ濡れで畳の上に座っていた。

息子は外に押し流され、たまたま流れてきた前の家の屋根に乗って助かった。

助かった命を大事にしてこれからも息子と二人、前向きに生きて行こうと思う。

(復興かわら版 第5 平成2415日発行より)

 

向後
向後

 

向後富子さん

「津波がきたぞー」と言う声がして玄関に出てみると、灰色の大波が急にがぼっと入ってきた。

波は渦を巻いていて車、樽、あらゆるものが流れてきた。

ガシャガシャと音がして家のドアや中のものが壊れた。

捉まっていたところから降りようとして深さがわからず海水をたくさん呑んでしまった。

(復興かわら版第2 平成23101日発行より



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