九十九里

九十九里
九十九里

 

飛鳥時代の律令制度では日本独自で5町を1里と決めましたが、それが崩壊したあとは、もともと中国での基準である6町が1里に戻ったようです。ところで、正方形の面積と辺の長さを適当に混同して使っていたこともあり、江戸幕府が長さの単位を統一するとき、中国とは異なり1里=36町と決めました。

源頼朝は鎌倉時代ですから、1里は6町です。

歩いたときの歩数で距離をはかったと考える方が自然です。伊能忠敬を「推歩先生」と愛称がありました。歩幅はもちろん大人と子どもで、男女、地形によっても変わりますが、今でも「大人の足でだいたい・・・。」という言い方があるように、徒歩での移動が基準の生活では特に困らなかったのです。

60歩で1町です。

大きく足を開いても1歩はせいぜい1m、1町は60mとなり、1里は360m、九十九里でも約40kmに届きません。これでは「九十九里とは昔流の大げさ表現」となってしまいます。これは誤解です。

まず、現在の人と昔の人は歩き方が異なっていたことを指摘しなくてはなりません。相撲や柔道のように、右手を前に振りながら右足を出し、次に左手を前に振りながら左足を出すような、歩き方でした。(これをなんば歩きといいます)

元の体勢に戻る意味で、昔の1歩とは、右足1歩に左足1歩を加えた長さを意味していました。(これを1複歩と区別して表記することもあります。) 九十九里は約60kmですから、検算してみましょう。

  • 60km÷99里≒0.606km
  • 606m÷ 6町≒101m
  • 101m÷60歩≒170cm

現在は、長さの「1歩」は用いず、「1間(けん)」と呼んでいます。作法(小笠原流礼法など)で、室内を歩くとき畳の縁を踏むなとならいます。これは畳がちょうど歩幅を基準としている証拠です。

 



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